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2009年4月11日 (土)

【ネタバレあり】小説『BabyPrincess1』感想

そんなわけで、昨日の正式発売日を迎えて、
各地のトゥルー長男の皆さんは無事に陽太郎になったでしょうか。
まだ入手していない、という人もいると思われますので、
ネタバレNGな人はこの先を見ないようにお願いいたします。

さて、そんなわけで全体的な感想から。
本を最初に見た時の感想は『あれ、なんか薄い?』でした。
ページノンブルで240頁↑なのでラノベとしては標準的なんですが。
……一緒に買った本とか普段読んでるのが分厚いんだな、うん。
川上小説で常軌を逸した厚さを体験してるから感覚が麻痺してるんだ。

今回のみぶ先生のお仕事は表紙とカラー口絵。
……明らかにあさひの頭のサイズがゆっくり基準なんですが、
これは全身を描かなかったからバランスが崩れたってことでしょうか。
あと虹子が超性的。 何あのポーズ誘ってるの?
まぁ誘ってる度合いなら立夏も負けてませんでしたが。
ところで……一番左側はホタでいいんでしょうか。
普段と違ってサイドの髪もまとめてアップにしてるので
ちょっと混乱したんですが、この髪の色と瞳はホタですよね?
だとすると腕とかイメージに比べて大分ほっそりした印象がですね。

本編ですが、色々と衝撃的な展開がありました。
まずはなんといっても、初めて長い出番を獲得した(でも顔と名前は出ない)
我らがトゥルー母上ですが……性格はなんというか、凄いね
豪放磊落といえばいいのか、ノリで生きてるようなところのある人。
しかし、海晴姉さんは確実にこの人の血筋なんだなぁ、と思えるという。
普段長男をからかってる時のノリがそっくりですよ。
アレをもっと酷くするとああなるのかしら。
ともあれキャラが大幅にかぶっている関係か、
トゥルー母上が出てくるシーンは海晴姉さんが薄くなるという。

そして仕事。 仕事場が表参道付近にあるというのは
麗が特別企画の時に言っていたんですが、そこに関する詳しい描写が。
金持ちなんだなぁと思っていたが、まさか芸能プロダクション経営とは。
……はっ! この流れならアイマスとコラボすることも(無いから)
ともあれ、その芸能事務所『トゥルー・ハウス』の社長が母の職業。
海晴姉さんは所属タレント、という事だそうで。
あと、陽太郎はルックスもイケメンだそうです。
センターはイケメン、これは常識(らしい)

陽太郎はここでの結論としては非血縁、ってことですかね。
もしかしたら親戚筋の血縁かもしれない、という話は出てましたが。
そしてトゥルー家には『生き別れの兄弟』という『建前』で、
『1年後に家族の誰か一人でも同居にNOを出したらアウト』
という秘密裏の話があったようで。
……これ、あれですかね。 暗喩的なもので、
『この企画は人気が出なかったら1年で終わる予定でした』
という事なんでしょうか。 穿ちすぎ?
あと、陽太郎の育ての親である祖母の名前が『みそら』というのも……
微妙な縁を感じさせるというか、これも穿ちすぎか?

陽太郎の入居に伴っての家庭内の変化。
ヒカルが自分の部屋を明け渡して、春風姉さんと同室に。
というか春風姉さんはどこまで本気なのかしら、と。
トゥルー母上も冒頭でヒカルに対して言ってた事ですが、
この二人は家族から見てもレズ疑惑があったレベルのようで。
そして発生する新たな疑惑。
……春風姉さんが長男を『王子様』と呼ぶのは名前覚えていないから説。
どうして陽太郎という名前を覚えられないのか。

トゥルー家の面々ですが、明暗が極端に出たなーという感じ。
台詞量と出番の偏りが凄まじいです。
実際、青空やさくらは一つも台詞無かったような……
序盤に出番のあったきりだった吹雪と綿雪とかも気になります。
氷柱はモノローグ等でも結構出番がありましたが、
2巻以降でメインが来るのかなぁ、この子。
正直1巻を見ただけで評価をプラスには出来ない印象。
逆に麗は一番反発をしていた子な訳ですが、
救済のシーンがちゃんと用意されていて一安心でした。

以下気になった部分とかをつらつらと。

・トゥルー父上についての謎
父が不在な理由も語られましたが……これはちょっと苦しいかもしれない。
夫婦別姓で別居婚、父は実家を継がなければいけないから。
この辺りは今後動きを見せるかもしれない部分かも。
っていうか陽太郎がマジ血縁だったら父方の実家に連行される危険あるよね?

・綿雪の共感レベルがある意味微笑ましい
孤独感の共有という割と後ろ向きな方面での共感ではあるんですが、
これはこの子にしか出来ない事かなぁ、と思います。
綿雪が『兄に対してしてあげたい事』は裏を返せば
『綿雪が病気の時に願う事』なんですよね。

・陽太郎のトゥルー家7つのルール
さん付けが駄目でも『姉さん』はいいよね、ね! 姉なんだから。
あと部屋に他の姉妹を(原則一人で)入れない、というのは納得。
年頃だからね、この辺は当たり前だよね。
……概ね守られていない気もするけど。

・フレディの正体
……いや、これ正体って言っちゃうと凄くないですか。
我々の想像しているトゥルークリーチャーは出てこなかったけど、
それにしても……あの描写は……ねぇ?
個人的には2巻以降でちゃんと彼の出番があるといいな、と。

・陽太郎はキュウビが見えていないっぽい
というか、観月関連の話は大分ぼかされてましたね。
公式では長男はキュウビが見える筈なんですが、
その割に小説本文では観月の能力には懐疑的だったり。

・トゥルー家新アイテム『家族の壷』
えーと……なんて言えばいいのか。 トゥルー家ってどこの民族?
名実共に今回のキーアイテムがのこの壷なんだが、
あまりに唐突だったような気がしないでもないです。
まあこれは今後出てこないだろうからいいか、うん。

・後半の核になった事件について
これについては氷柱のフォローエピソードが一切ないのが痛い。
なんと言うか尖りっぱなしで1巻を終えてしまったわけですよ。
麗は陽太郎の生家を見に行ったくだりでの描写のお陰で
素直になれないまでも認めてたわけですし。
これについては『事情を薄々勘付いてる』のが大きいのかなぁ。
それにしたって勘違いしてるとは思うけど。 財産目当てて君。
いっそ氷柱にも普通に説明すればいいと思うんだ。
ヒカルが男を家に引っ張り込んだ、って(それは大惨事フラグ)

まぁ、何はともあれ楽しみました。
思った以上に違和感なく受け入れが出来たのは安心するべきところか。
続刊にも期待したいけど……ゴッドの仕事量はすごい域に入ってると思うので
無理はしないで執筆していただきたい。

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